前回は捻挫した際の対処法についてお話いたしました。(前回ブログ参照)
今回は、捻挫や肉離れをしないためにどうしたらいいのかをお話したいと思います。
何で捻挫や肉離れになりやすいのか?
捻挫や肉離れになりやすい人、癖になっている人は多いと思います。
では、なぜ捻挫や肉離れになりやすいのか?癖になってしまうのか?
捻挫の場合
捻挫をしてしまうと靱帯に傷がつき靱帯が伸びてしまったり緩くなってしまいます。
上図は捻挫をした足としていない足です。
どちらが捻挫をした足か分かりますか?
捻挫をした足は内側に足が傾いてしまっています。
1度捻挫してしまった場所はしっかりと固定したとしても多少の弛みや傾きが出てしまうのです。
これは、痛めた本人は全く意識していません。
ですので、足を踏み出した時に本人は真っすぐ足を出して着地しているつもりでも無意識に内側に捻った状態で着地しているので、不意にグラついてしまったり再び足をくじいてしまったりするのです。
肉離れの場合
肉離れは、簡単に言えば筋肉や筋膜が傷ついて一部が千切れたり損傷したときに起こります。
肉離れが修復し繋がる際に筋膜や筋肉が硬くこわばり、他の所の様に伸び縮みしにくくなってしまいます。
これは、切り傷などをしてかさぶたが取れた後に薄っすら痕が残り動かした時に何となく皮膚が突っ張るのと同じような現象です。
ですので、筋肉の伸びが悪くなり突っ張ってしまうので弱くなった傷口からまた裂けてしまうのです。
再発を防ぐためには?
①ウォーミングアップや体幹トレーニングなど基礎運動をしっかりする。
筋肉を緩めたりストレッチをすれば筋肉の動きが良くなり突っ張りにくくなる為、足を捻じっても捻挫にならなかったり、肉離れをしにくくなります。
体幹トレーニングは筋力をつける事で身体のバランスが良くなり、転倒しにくくなったり靭帯の弛みを筋力でカバーすることが出来るからです。
②テーピングをする
テーピングをする事で足が内側に傾いたり筋肉が余計に伸びたりしないためケガを防ぐ事が出来ます。
③クールダウンをしっかりする。
運動後にストレッチをしたり、マッサージをしたり、お風呂などでしっかり温まる事で乳酸が抜けて筋肉が疲労しにくくなり硬くなりにくくなるのでケガをしにくくなります。
小さな心がけかもしれませんが、少しづつ確実にやる事でケガは少なくなりますのでゆっくり確実に行ってください。