今回は脊柱管狭窄症についてお話いたします。
脊柱管狭窄症とは、主に老化での変性やすべり症などによって神経の通り道である脊柱管が狭くなり神経を圧迫する事によって起こります。
主な症状は、両脚の重みやシビレ、間欠性跛行などの歩行障害です。
間欠性跛行とは、歩く事は出来るのだが100mほど歩くと脚に痛みや重みが出現しどうしても立ち止まってしまうが、一度止まれば再び歩き出せると言った症状のことです。
症状がヘルニアや坐骨神経痛に似ていますが、この間欠性跛行があれば脊柱管狭窄症を疑っても良いでしょう。
接骨院などで脊柱管狭窄症は治るのか?
結果で言えば治るのは20~40%と言うところでしょうか。
脊柱管狭窄症と診断された方の中には、実は坐骨神経痛だったという方もいますので一概には言えませんが、治る方は少ないです。
まず、脊柱管狭窄症の種類にもよります。
変形や変性によって起こってしまった場合は手術以外の方法では難しいと考えた方が良いでしょう。
変形や変性の場合、上の図の様に脊柱管の中に狭窄が出来てしまう場合が多くその原因を取り除くのが主な治療法となるので手術の方が効果的です。
すべり症などで狭窄されている場合、脊柱を正しい位置に導けば症状が緩和する事がある為、筋肉トレーニングや鍼などのリハビリにより症状が軽減する場合もありますが、時間と根気が必要です。
なので保存療法を行う場合は出来るだけ早い段階で出来るだけ長く定期的に通うことをお勧めいたします。
脊柱管狭窄症は、ほっておいて改善する病気ではありません。
何かしらの対策を早いうちからやっておく事をお勧めいたします。