当院にいらした患者様で、柔道にて背負い投げを受けた際に左肩から落下し、左肩が上がらなくなったっと言うものがありました。
この様なケガの状況の場合に、考えられるケガは大きく三つあります。
重症← →軽症
腱板損傷 肩関節脱臼 肩関節打撲
では、今回のケガについて診てみましょう。
こちらが、外見写真です。
見る限り左肩が大きく腫れているのが分かります。
そして無意識のうちに痛みから左肩の方が脇が開いていますね?これは脇を閉めると痛い又は脱臼により閉まらない場合があります。
今回の場合は、閉まらないのではなく痛みがあるので動かし辛いと言っています。
動作時痛は、外転時、挙上時、外転外旋時に左肩三角筋部に現れます。
エコーにて確認した所、肩関節は関節窩にしっかり収まり、腱板の損傷も見られなかった。
三角筋に血腫が映った為
今回は、三角筋中部繊維打撲と判断した。
三角巾と包帯にて固定し2週間の安静指示、電気と冷罨法にて経過観察とする。
この様にケガをした際は、判断・治療をしていきます。