前回高齢者の転倒についてお話致しましたが、今度もつい最近当院にお越しいただいた患者様のお話です。
90歳で一人暮らしをしている患者様が玄関で倒れていると、丁度様子を見に家に立ち寄った息子さんに車で運ばれて来院されました。
本人に話を聞くと、転倒はしておらず。
よろけて壁によりかかったが左脚に痛みが走り立っていられなかった為、その場で横になっていたとの事。
本人は痛みが強く車から降りる事はおろか、身体を動かす事も出来なかった為車まで診察しに行くと
脚は腫れあがり内出血も診られました。
脚に触れてみるとゴリゴリと音がしたため大腿骨が折れている可能性があると判断し病院への来院を勧めました。
高齢者の場合は転倒しなくても足に負担が掛かっただけで折れる場合があります。
動けない、立ち上がらない場合は無暗に動かさずに、そのまま救急車を呼ぶようにしましょう。