今回は、当院に来院された患者様の症例をご紹介しようと思います。
88歳男性、畑にて作業中に足を滑らせ左手を突いて転倒、手首に痛みを感じるも手首を捻ったり物を掴んだり出来たので大したケガではないと判断し、しばらく普通に日常生活を送って仕事もされたいました。
転倒して5日後腫れが引かないので当院へ来院されました。
全体的に左手が腫れてしまっています。
触っても、動かしてもあまり痛くないと本人はおっしゃっておりましたが、腫れ方が異常なのでエコーにて検査した所
怪しい骨折線が映っていたためレントゲン検査を依頼しました。
レントゲンを確認した所、完全に手首が折れていました。
高齢者の場合痛みに鈍感になっている場合が多く本人も気づいていないためこの様に発見が遅くなる場合があります。
この患者様は当院にて整復、固定を行い経過観察をしております。
高齢者の転倒は先ず、骨折を疑いレントゲンを撮る事をオススメいたします。