前回は、腰椎ヘルニアについてお話いたしましたので
今回は頸椎ヘルニアについてお話いたします。
この図を覚えていますでしょうか?
前回にもお話したように、ヘルニアの場合シビレる位置が図と一致する場合が多く、ヘルニアになりやすいC4は、肩にシビレが出やすい事が分かります。
ですがコレだけではヘルニアであるとは言えません。
ヘルニアのチェック法
図では4つの方法が書かれていますが今回はジャクソン、スパーリングを使用します。
図では術者が行っていますが自分で動かすだけでも結果は現れます。
ジャクソンテスト
首を出来るだけ後ろへ倒してその姿勢をキープします。シビレが強くなったり肩に痛みやシビレが走ったら陽性。
スパーリングテスト
首を少し後ろに倒した状態で左右を振り向きます。シビレが強くなったり肩に痛みやシビレが走ったら陽性。
上記のテストが要請の場合ヘルニアの可能性が高くなりますので早めの受診をお勧めします。
では、上記で当てはまらない場合はどうすればいいのか
ヘルニア以外の原因がある場合があります。
上記のテストに該当する場合は、胸郭出口症候群と言い肩こりなどで筋肉が神経や血管を圧迫すると起こるシビレと言うことになります。
一般的に分かりやすいのはアドソンテストです。
動脈の拍動をチェックしながら首を左右に振り向きしばらく静止します。拍動が弱くなる様だったら陽生です。
この場合、薬やシップなどでは治りにくく手術でも治りません。
マッサージなどのリハビリ治療をおススメいたします。